先週のブログにてマグナムボトルについて綴る際、色々な資料を見返していたら興味深いコラムを見つけたので
今週も今一度ボトルのお話しにお付き合いくださいませ。
シャンパンのボトルサイズは、以前から何度か触れておりますが
今回は、舌を噛みそうになるような名称の由来についてまとめてみます。
ジェロボアム(3リットリットル ブテイユ4本分に相当)
イスラエル国を建国した王の名前です。
マチュザレム(6リットリットル ブテイユ8本分に相当)
旧約聖書の創世記に登場する長老で、洪水を生き延びたとされるノアの祖先との事です。
サルマナザール(9リットリットル ブテイユ12本分に相当)
アッシリアの君主の名でサルマナザール3世(紀元前858年‐824年)は、アラム族の君主に勝利することはできなかったものの偉大な建造者として歴史にも名を残しております。
バルタザール(12リットリットル ブテイユ16本分に相当)
バビロニア王国最後の王がバルタザールです。彼はペルシア国のキュロス王が催した晩餐会の最中に殺され、後に豪華な食事のことを「バルタザールの晩餐会」と称するようになりました。
ナビュコドノゾール(15リットリットル ブテイユ20本分に相当)
紀元前605年から562年の間カルデアを治めた「偉大なる王」、ナビュコドノゾール2世に由来しています。この方英語読みにするとネブカドネザル2世、旧作映画『マトリックス』の主人公達が乗っているホバークラフトの艦名なんです。
新作『マトリックス レザレクションズ』は今日公開です。早速、観に行かなくては・・・
話は逸れましたが、こうして主だった由来を調べると聖書に関わる事が実に多いですね!
昔からワインやシャンパン造りには、修道院が深く関わっていましたし
キリスト教では「聖餐論」と言って、ワインはキリストの血、パンはキリストの肉体という考えもあります。
やはり、切っても切り離せない関係なのでしょう。
来週はクリスマスも控えております。
美味しいシャンパンを是非、Jungle Tokyoでたっぷりとご堪能くださいませ。