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2021.08.06

1995

以前にリリースされたワインの中には、ボトリングされ出荷した後にも 

静かな状態で丁寧に保管することで、良い熟成を得ることが出来るものがあります。 

 

Jungle♣️ソムリエが、ワインに興味を持ち始めた頃の1995年は 

フランス ボルドー地方にとって、『近年稀にみる』素晴らしい年でした。 

特にカベルネ・ソーヴィニョン種の出来がよく 

折しもフレンチパラドックスのポリフェノールの効果が注目され 

日本のみならず世界中で、赤ワイン(特にカベルネ系)が消費されていました。 

私も、95年のボルドー産の赤ワインを飲み漁っていました。 

そんな事を懐かしく思いながら、仕入れのためにワインリストを眺めていると・・・ 

極小ではありますが、95年のボルドー産の赤ワインが見つかりました。 

 

 

 

クロ・デュ・マルキ 

 

元々シャトー・レオヴィル・ラス・カーズのセカンドワインとして生産されていましたが 

その高い評価により、2007年にセカンドの立場からファーストに昇格し 

一つのボルドーワインとしてデヴューすることになった珍しい経歴があります。 

95年ではまだセカンドクラスですが、将来的に独立できるほどのポテンシャルを秘めた1本です。 

 

 

 

シャトー グリュオ・ラローズ  

 

1855年に行われたボルドーの格付け、第2級。 

このワインの味わいはさることながら、なんと言っても堂々たるエチケットに惚れ込んでおりました。 

「王のワイン、ワインの王」と記されており、1855年当時は1級シャトーに次いで取引価格が高かったという話も残っています。 

 

Jungle♣️ソムリエも個人的に2本所有して、20年近くセラーの最深部に寝かせてあります。 

 

 

このようなワインは、長い年月の積み重ねを感じながらゆっくりと楽しみたいものです。