2024.06.07
歴史講座
3回目を迎えました、特集「ブルゴーニュのコート・ド・ブラン」
今回は、歴史がテーマです。
コルトン・シャルルマーニュ
コルトンの丘の斜面に広がるこの偉大な畑の歴史は古く、畑名はこの地を所有していた西ローマ帝国のカール皇帝(フランス語でシャルルマーニュ大帝)に由来しています。
このコルトン・シャルルマーニュは白ワインのみのグラン・クリュ (特級畑) なのですが、カール大帝自慢の豊かな髭をワインで汚さないように白ぶどうを栽培させたという伝説が残っています。
今回はそんなシャルルマーニュ大帝についてもう少し紐解きましょう。
フランク王国の全盛期の王であり、ブリテン島を除く西ヨーロッパをほぼ勢力下に納める。
800年にローマ皇帝の戴冠を受け西ローマ帝国を継承し、ヨーロッパ世界の成立を成し遂げる。
興味深い過去の出来事を考察していたら、美味しいワインが飲みたくなりました。
因みに写真のワインの作り手、ボノー・デュ・マルトレイといえば
2017年にカリフォルニア・カルトワインのスクリーミング・イーグルのオーナーに買収されたり
ボノー・デュ・マルトレイから畑を借りて、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティがコルトン・シャルルマーニュの生産を開始するなど
ワイン好きが好みそうな話題も豊富にあります。
今宵もどうぞJungle Group各店で、銘醸ワインをお楽しみくださいませ。