完璧を求めて
今週の『Jungle♣️ソムリエ』ブログは、カリフォルニアのウルトラ・プレミアム・ワインのご紹介です。
ハンドレッド・エーカー
このワインは「ワイン・アドヴォケイト誌」で20回以上、100点を獲得しており非常に高い評価を受けています。
もともと投資銀行時代に巨万の富を築いたジェイソン・ウッドブリッジ氏が、1998 年に創業し「最高品質でなければやる意味がない」と強く信じ一切の妥協を許さない「完璧」なカベルネ・ソーヴィニョンを生産しています。
「ハンドレット・エーカー」の「100」という数字には、“100パーセント単一畑”、“100パーセント カベルネ・ソーヴィニヨン”、“100パーセント フレンチオーク”。というこだわりと
「100か0か」という意味も込められており、「決して妥協はしない」という強い思いを表しているとの事。
醸造においては、ブドウを収穫後に粒単位で人の手によって徹底的に選果し区画・畑毎に発酵、圧搾、熟成します。
また熟成に使用するフレンチオークは、特定の森に育つ木目の細かい木材のみが使われ最低3年間自然乾燥させた高品質の樽のみを使用。
全てのワインは最低30ヵ月間の熟成を経て、ジェイソン氏が完成とみなしたワインのみを瓶詰めしリリースされます。もちろん、「完璧」でないワインはそもそもリリースもされません。
「ハンドレット・エーカー」の由来ですが、ジェイソン・ウッドブリッジ氏が幼少の頃に好きだった物語「くまのプーさん」とその仲間たちが住んでいた森「100エーカーの森」から命名したそうです。 バリバリの職人気質かと思いきや、意外とお茶目な一面も有るようです。
写真には似たようなボトルが3本写っていますが、裏ラベルを見ると
ケイリー・モーガン・ヴィンヤード
土壌は粘土質が強く、ワインに独特のミネラル感と柔らかさを与え
果実味が比較的まろやかで、優しいタンニン分が心地良い味わい。
アーク・ヴィンヤード
殆どが火山性土壌で、急な斜面の畑
ケイリー・モーガンと比べると甘みがしっかりと感じられ、酸味は控えめでタンニンはやや収斂性を感じる。
レイス
もうひとつの畑「フュー&ファー・ビトウィーン・ヴィンヤード」を含め
全ての畑のブドウをブレンドで造るパワフルかつ複雑味に溢れるワイン。
カリフォルニアのカルトワインと呼ばれるものは、とにかく徹底した醸造家のこだわりと信念が詰まっています。
このようなワインを、飲み比べ出来たらワイン経験値が一気に上がる事でしょう!
気になるお客様、是非Jungle Tokyoまでお越しくださいませ。