ヴォルネイというワイン
寒い日が続くと、わたくしJungle♣ソムリエといたしましては
たまらなく濃厚な赤ワインが飲みたくなります。
しかも少し、熟成感のあるタイプです。
以前のブログで、1995年のボルドー産をご紹介しましたので
今回は2005年のブルゴーニュ産をご案内しようと思います。
ヴォルネイ カイユレ
ブシャール ペール・エ・フィスが1731年に織物商として創業し、1775年にワイン業に着手。
このワインの葡萄が収穫される、ヴォルネイのカイユレ畑やタイユピエ畑などを取得しました。
後にフランス革命時に国に没収され、民間に払い下げられたポテンシャルの高い畑を次々に購入し所有面積を広げていきコート・ドール最大級のドメーヌへと成長していきます。
さらに1820年にルイ11世と12世が築いたシャトー ド ボーヌ(城と言っても要塞ですが・・・)を購入し、地下を熟成庫として使用しています。
歴史が古く、世界に名が知れ渡るブルゴーニュを代表するドメーヌなのです。
ドメーヌのご紹介は、これ位にして
ヴォルネイの特徴は、柔らかなタンニンや繊細さを持つ女性的なワインだと言われ「コート・ド・ボーヌの女王」とも評されます。
また、残念ながらグラン・クリュ(特級畑)はありませんが、多数のプルミエ・クリュ(一級畑)があります。
ヴォルネイの畑全体約223ヘクタールに対し、プルミエ・クリュは115ヘクタールと実に半分以上がプルミエ・クリュになります。
そして生産されるのは全てピノ・ノワールによる赤ワインのみなので、良質な赤ワインに特化したエリアとも言えます。
リッチで濃密な果実香と香り高く繊細でタンニンもしっかりしており、豊かな複雑味が楽しめます。
世界的に有名になったドメーヌが、初めて購入した畑の記念すべき1本。
こんなストーリーのあるワインをJungle Tokyoで楽しんでみるのはいかがでしょうか!