2023.02.03
ワインの顔
今週の『Jungle♣️ソムリエ』ブログは、ワインのラベルについてのお話です。
ワイン(シャンパンも含め)のボトルの形状やラベルに記載されている情報も、地域ごとに細かく法律で定められています。
ただシャンパンのボトル全体のデザインは
アルマン・ド・ブリニャックのようにひときわ目を引くものや
ベル・エポックのような思わず見入ってしまうものなど、色々と楽しませてくれるものも多いです。
ワインにおいては20年ほど前に
法律で決められた内容が書かれた小さなラベルとデザイン重視の大きなラベルという、表裏が逆転したようなものが多く生まれました。
現在のカリフォルニアのカルトワインも、このようなスタイルが多いようです。
さて、こちらで本題に入っていきます。
ラベル イコール 紙という概念を覆したようなボトルがあります。
フランソワ・ミクルスキーのワインです。
透明のフィルムシールなので、ボトルに直接書かれているようにも見えます。
ワインを作る工程で瓶内2次発酵をする際、識別のためにチョークで名前を書いているものを再現しているそうです。
他のワインと並べて見ても、その斬新さが伺えます。
ちなみに写真のワインは、2020年のムルソー。
しっかりした複雑味と長い余韻が楽しめます。
こちらは2003年の同じ作り手のムルソー ポリュゾー。
以前レストラン時代のお気に入りワインでした。
ラベルがとても可愛らしく、味わいもミネラル感が豊かなところがよかったと懐かしく思い出します。
ポリュゾーのご用意は難しいですが、2020年のムルソーは本店セラーに鎮座しておりますので
是非Jungle Groupにお越しのにお越しいただき、Jungle♣️ソムリエまでお声をおかけくださいませ。