先週の『Jungle♣️ソムリエ』ブログで、ワインのラベルについてお話しましたので
今週からラベルのカッコいいワイン、即ちジャケ買いワインについて綴りたいと思います。
そもそもジャケ買いとは、かつてレコードやCD本などのジャケット(表紙)を見て気に入ったものを買うことをジャケ買いと言いました。(現在では死後になりつつあります)
ワインのラベルも様々なデザインがあるので、ラベルの雰囲気に惹かれる事もあると思います。
イングルヌック
何処となく古風で、20世紀初頭の映画タイトルのフォントのようにも見える一枚です。
実は1879年設立のワイナリーでナパ随一の長い歴史を持っています。
世界的評価も高く、1889年に行われたパリ万博で銀賞を受賞するまでに成長しましたが
紆余曲折があり、一時はその輝きを失ってしまいます。
しかし映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏が邸宅と土地の一部を購入しイングルヌックの畑を発見したことで、どんなに時間がかかってもすべての土地を買い戻し名声を復活させることを誓います。
そんな所から、古き良き時代の雰囲気を感じるのでは無いでしょうか⁉︎
イングルヌックの名称が復活する前は「ニーバム・コッポラ・エステート・ワイナリー」という名で、「ルビコン」というソムリエ仲間の間で非常に高く評価されていたワインをリリースしていました。
このイングルヌックは現在、そのルビコンのセカンドワイン的な存在なのでジャケ買いとは言っても中身も素晴らしいワインなのです。
オンリストはしておりませんが、本店のセラーにキープが有りますので
こちらのワインも、ご興味のある方はJungle♣️ソムリエまでお気軽にお声掛けくださいませ。