先週の『Jungle♣️ソムリエ』ブログでは、カリフォルニア・カルトワインのハーラン・エステートをご紹介いたしました。
今週も引き続き、ビル・ハーランがオーナーを務めるワイナリーのご紹介です。
ボンド
似たようなボトルが5本並んでおりますが、全て異なるキャラクターのワインです。
先週のハーランは、カベルネ種を主体として他のブドウも混醸するボルドータイプですが
ボンドは、カベルネ・ソーヴィニョン種のみを使い
単一の畑からそれぞれの個性を引き出します。
ただし、ラベルの中央にギリシャ彫刻のようなデザインがあるのは
さすがハーランだと感じます。
メルバリー
ロンドンの歴史的名所の並木道の名が由来で、優美でなめらかな舌触りが特徴です。
ヴァシィーナ
スペイン語の「隣人」と言う意味です。
渋味はソフトでしなやかながら奥深く広がり、重いだけでなく複雑さも楽しめます。
セント・エデン
19世紀の古地図に登場する「エデン」と言う歴史的な地名からセント・エデンと命名されました。
口に含むとミネラルが広がり細かいタンニンと瑞々しさが一体となる味わいです。
プルリバス
ラテン語で「とてもたくさん」と言う意味で、このワインも様々な要素を持っています。
力強い渋味とスパイシーさ、果実味が口中を跳ね回るような活力感。芯に力強さを秘めた堅固で長い余韻へと導いていきます。
クェラ
ドイツ語で「純粋な源」という言葉が由来です。
ミネラル感が旨味と共に広がり、透明感のあるリッチな味わいに仕上 がります。
名称の由来に一貫性が無いですが、なんとなく特性を表しているように感じるのが不思議です。
因みに創設者ビル・ハーランの御子息の名前はウィル、某海賊映画のターナー親子と同じです。どうでも良い話ですが・・・
現在はマネージング・ディレクターとしてハーランのワイン造りを引き継いでます。
こちらのワインは、とても贅沢すぎる話ですが1本ずつ飲むよりも
全部いっぺんに飲み比べたいところです。
真のカリフォルニアワイン好きな方、Jungle Groupでいかがでしょうか。