以前にリリースされたワインの中には、ボトリングされ出荷した後にも
静かな状態で丁寧に保管することで、良い熟成を得ることが出来るものがあります。
Jungle♣️ソムリエが、ワインに興味を持ち始めた頃の1995年は
フランス ボルドー地方にとって、『近年稀にみる』素晴らしい年でした。
特にカベルネ・ソーヴィニョン種の出来がよく
折しもフレンチパラドックスのポリフェノールの効果が注目され
日本のみならず世界中で、赤ワイン(特にカベルネ系)が消費されていました。
私も、95年のボルドー産の赤ワインを飲み漁っていました。
そんな事を懐かしく思いながら、仕入れのためにワインリストを眺めていると・・・
極小ではありますが、95年のボルドー産の赤ワインが見つかりました。
クロ・デュ・マルキ
元々シャトー・レオヴィル・ラス・カーズのセカンドワインとして生産されていましたが
その高い評価により、2007年にセカンドの立場からファーストに昇格し
一つのボルドーワインとしてデヴューすることになった珍しい経歴があります。
95年ではまだセカンドクラスですが、将来的に独立できるほどのポテンシャルを秘めた1本です。
シャトー グリュオ・ラローズ
1855年に行われたボルドーの格付け、第2級。
このワインの味わいはさることながら、なんと言っても堂々たるエチケットに惚れ込んでおりました。
「王のワイン、ワインの王」と記されており、1855年当時は1級シャトーに次いで取引価格が高かったという話も残っています。
Jungle♣️ソムリエも個人的に2本所有して、20年近くセラーの最深部に寝かせてあります。
このようなワインは、長い年月の積み重ねを感じながらゆっくりと楽しみたいものです。