今週は一気に暖かくなり、春らしい天気が続きました。
こんな陽気だと、ワインも重厚な味わいのものより
赤なら、果実味豊かで華やかさのある味
白なら、少し酸味の効いた爽やかなものが飲みたくなります。
そこで、複雑味の強い赤ワインの香りを引き立てる
デキャンタという道具が活躍します。
ソムリエが、ワインをボトルから別の容器に移し替える
アレです!
上の写真の形が、最もスタンダードなデザインですが
香りを開かせる(渋めなワインを飲みやすくする)のに特化したのが
『ウルトラ』と呼ばれるこの形で
ワインを移した後に、容器ごとグルグル回して強制的に空気に接触させます。
また、見た目重視の
水鳥のような形もあります。
ただし機能的にも優れており、首の部分が長く
そこを通る時に、空気に触れて香りが開きます。
細かな専門的な事を少しだけ付け加えると、デキャンタに移し替える行為には異なる2つの理由があります。
若いワインを空気に触れさせて飲みやすくすることは、実はトランスバージュと言います。
ではデキャンタージュというのは、年代物の古いワインにはボトルの底に澱がたまっている事があります。
これを取り除くが、デキャンタージュなのです。
今回はこの辺で『Jungle♣️ソムリエ』ワインコラムを終了したいと思います。
ご愛読ありがとうございます。
この後は、『Jungle Tokyo 』で素敵なひと時をお楽しみくださいませ。