イタリアの3大赤ワインの産地、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノで
2012年に重大な事件が発生いたしました。
従業員の故意により、6年分の熟成中のワインを流出されてしまったのです。
1982年の初リリ一ス当時から、この地区の唯一無二の偉大な生産者と言われた
カーゼ・バッセ・ディ・ジャンフランコ・ソルデラ
写真を見て、違和感を覚えた方は流石です。
事件以降、モンタルチーノ協会に不信感を募らせた氏は協会を離脱してしまいした。
従って2015年のラベルからは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの表記が消え
100%サンジョヴェーゼに代わっているのです(写真のボトルはは2005年リリース)。
伝統的にサンジョヴェーゼ種のみを使い、限り無く自然に拘った造り。
更に、ブドウのポテンシャルを極限まで上げる為に
収量制限を行うので、生産量は年間約15,000本のみ(畑の規模から一般的には50,000本可能)。
当然ながら事件以後、値段が高騰いたしました。
しかし世界中のモンタルチーノ愛好者を魅了した氏は、誠に残念ながら2019年2月の朝にブドウ畑の道をトライブ中に亡くなってしまいました。
そんな益々入手が困難になったワインも、Jungle Groupのセラーの中で眠りについております。