先日の『Jungle♣️ソムリエ』ブログで、奥会津の田子倉湖の写真を載せましたが
実はこの近くに、とても興味深いスポットがあります。
会津若松からR252を西へ向かって、90分ほど行くと金山(かねやま)町という地区に入ります。
ここには、大塩天然炭酸場という井戸があるのですが
ここから湧き出る水には、炭酸が含まれています。
口に含むと少し、鉄分を感じるので苦手な方もいるでしょうが
確かに心地よいシュワシュワ感が楽しめます。
さらにこの近くには共同浴場もあり、数百円の協力金で
ぬる湯の天然炭酸温泉に浸かれるので、夏場にはお勧めです。
このお水、15年ほど前にaWa 心水 (アワしんすい)という名前で都内でも見かけていました。
飲みきりサイズの250mlボトルは
水色の涼しげなデザイン
500mlボトルは
どことなく、オリエンタルな雰囲気です。
2008年当時、Jungle♣️ソムリエが調べたデータの抜粋ですが
国産の天然炭酸水です。
水源は奥会津にあり、泉質は単純二酸化炭素冷鉱泉。
源泉名は、「奥会津天然炭酸胃健冷鉱泉」
何となく、体に良さそうな名前が付いていますね。
歴史は古く明治10年には、旧会津藩士が「太陽水」の名で近隣の薬局に卸していました。
同38年には 「芸者印タンサン・ミネラル・ウォーター」として、ドイツ・イギリスを始めヨーロッパ諸国にも輸出していました。
国内においては 「万歳炭酸水」の商標で、各国大公使館(現 大使館)や宮内省(現 宮内庁)にも納めていたようです。
近年では、2019年6月に開催された、G20大阪サミットで提供されました。
現在では「奥会津金山(かねやま)天然炭酸の水」という名称で、ボトルのデザインもJAPANを意識したものに変わっていました。(画像は、通販サイトでご覧頂けます)
非常に繊細で、口に含むと舌先で消えてゆくような滑らかさが特徴の
ちょっと珍しい国産スパークリング・ミネラル・ウォーターを探してみるのも楽しそうですが
Jungle Tokyoでは、もっと美味しいシュワシュワ(シャンパンとも言いますが・・・)をお楽しみくださいませ。