今週の『Jungle♣️ソムリエ』ブログは、敢えて正道を外したご提案です。
コクのある重厚な赤ワインって、寒い時期に飲みたくなりますよね⁉︎
それを、湿度の高い暑い時期に冷やして飲んだらいかがでしょうか?
実は渋味を感じるタンニン分や酸味というのは、冷やすほどにより強く主張して来ます。
更に果実(甘)味が抑えられる事で、そのワインの違った一面を垣間見る事になります。
そこでスポットで入荷した赤ワインをご案内致します。
白羽の矢が立った地域は2か所。南フランスのコート・デュ・ローヌ地方とスペインのリベラ・デル・デゥエロです。
果実味の凝縮感が強くヴォリュームも豊かな味わいの為
どちらかと言うと、しっかりとした料理と合わせて飲みたいワインです。
これを敢えて冷やし気味にして飲み始め、飲み頃の温度まで変化する過程をお楽しみください。
もちろん飲み頃の温度からスタートし、ヴォリューム感を堪能するのも良いと思います。
ご興味のある方は、直接Jungle♣️ソムリエにお声をお掛けくださいませ。
コート・デュ・ローヌ3種類
真ん中、コート・ロティ
焼けた丘を意味する通り、日差しがもの凄く強い為ブドウの成分も濃くなります。
余りにも強すぎる為、赤ワインを造るのに白ブドウを使用することが認められたちょっと珍しいワインです。
右、サン・ジョゼフ
ローヌ地方は、セプタントリオナルという北部の急斜面の畑とメリディオナルという南部の開かれた平野部の畑に大別されます。
その北部地区の典型的な味わいとされるのが、シラー種から造られるこのサン・ジョゼフの赤ワインです。
左、シャトーヌフ・デュ・パプ
この地域の最も特徴的な事は、AOCという法律で使用が認められるブドウ品種が全部で13種あります。
これはフランスのブドウ品種数の中では最多を誇ります。
従って複雑かつ深みのある味わいは、一度ハマると抜け出せなくなります。
スペイン、リベラ・デル・デゥエロ
スペインの原産地呼称制度に認定されたのは、1982年と比較的最近ですが
20世紀初頭にはこの地区の赤ワインの存在は、ヨーロッパのワイン通の中ではかなり有名でした。
そして常に、国際的なワイン評論家達の話題にのぼり注目され続けています。
ぜひ一度Jungle Tokyoで、この味わいに触れてみてください。