今週もやって参りました金曜日!
『Jungle♣ソムリエ』ブログ、今回のテーマ
も、ワインです。
ドイツワインの多くは甘口のものが多く、男性のお客様からは敬遠されがちですが
その優美な舌触りや柔らかな甘さは喉ごしが滑らかで、キャストからの人気は絶大です。
そんな中、もっと素晴らしいドイツワイン頼みたいと言う要望が有り
このたび、オンリストすることにした
シャルツホーフベルガー シュペートレーゼ
モーゼル・ザール・ルーヴァー地方の緑色のボトルです。
この地方の特徴は、標高の高さに由来する冷涼な気候で
エレガントな酸味と余韻の長い気品に満ちたリースリングを生み出します。
また、ドイツ最古のワイン産地でもあり
この畑も11世紀にベネディクト派の修道院により開墾されました。
シャルツホーフベルガーを所有するエゴン・ミュラー家も歴史は古く
フランス革命でナポレオン軍によって接収された後に
1797年にフランス政府の競売にかけられ、買い取ったのがジャン・ジャック・コッホ(エゴン・ミュラーの先祖)でした。
一貫して量より質を重視した自然の力を最大限に生かす丁寧なワイン造り。
エゴン・ミュラーのブドウ栽培において重要視しているのが、”樹齢の長い古樹を尊重する”こと。第一次大戦以前から栽培されている古樹が存在するほどなのです。
味わいは、気品高く果実味豊かな洗練されたスタイルで
「シャルツホーフベルガーを飲まずしてリースリングを語るなかれ」、また「比べるものなき傑作」として讃えられ
ワイン・ジャーナリストや世界中のワイン愛好家達より最高の賞賛を得ています。
エチケットの花文字にもその気品と歴史がにじみ出ているようです。